上肢機能障害

交通事故で上肢機能障害が残ったときの慰謝料

上肢機能障害の上肢とは、肩関節と肘関節、手関節の三つの関節と手、指の部分の事です。
後遺障害等級では手関節から先の手と指は上肢とは別に扱われて認定されることになります。
機能障害には、「上肢の用を廃したもの」や「関節の用を廃したもの」などといった様々な度合いがありますが、「上肢の用を廃したもの」というのは、三つ関節が全部完全に動かなくなって、手や指も完全に動かせなくなった状態か、その状態に近い状態のことをいいます。

近い状態とは、本来動かせる範囲の一割も動かせない状態のとをいいます。
「関節の用を廃した」というのは、関節が動かなくなったり、関節が完全に麻痺してしまったり、麻痺に近い状態になったり、人工の関節などに入れ替えた関節が半分以上動かない状態のことをいいます。
様々な度合いがありますが、上肢機能障害とは、上肢の三つ関節のどれかが動かなくなったり、動かせても動きに制限がある状態のことをいいます。

交通事故によって後遺症として上肢機能障害が残ったときには、被害者に慰謝料と逸失利益が発生します。
障害の度合いが「上肢の用を廃したもの」であると認定された場合は第一級四号という等級に相当して、「後遺症慰謝料」は二千八百万円と決められることになります。
障害の度合いが「一つの上肢の内の一つの関節の用を廃したもの」であると認定された場合は第八級六号という等級に相当して、「後遺症慰謝料」は八百三十万円と決められることになります。

交通事故の被害者に後遺症として上肢機能障害が残ったときに関する慰謝料や逸失利益を計算するには、弁護士による判断が必要になります。
交通事故を取り扱う実績がある弁護士と相談して、交通事故で残ってしまった後遺症を等級認定表を基にして何の等級に相当しているかや、請求することが可能な慰謝料や逸失利益を計算する必要があります。

交通事故の被害者に残ってしまった後遺症の慰謝料や逸失利益の計算は、専門知識を基に行う必要があります。
保険会社と示談金を交渉するときも、交通事故に関する法律や判決の事例などについての知識がなければ妥当な示談金を引きだけないことになります。
交通事故の被害者の方が自力でインターネットや関連する書籍などで調べようとして、結局慰謝料や逸失利益を請求することを諦めてしまうケースが多いのですが、交通事故を取り扱う経験や実績が豊富な弁護士に依頼をすれば保険会社や加害者から妥当な逸失利益などを引き出す事が可能です。