治療費と慰謝料

交通事故で発生する治療費と慰謝料

交通事故に遭遇したときに、被害者に対して加害者は損害賠償金を支払う必要があります。
交通事故で加害者に被害者が請求可能な損害賠償金は、だいたい四つに分類されます。

積極障害とは交通事故で負った怪我を治すために病院で治療したり、入院したりしますが、そのときに被害者が負担した費用や今後負担する事になる費用のことです。
具体的には診察にかかる費用や治療にかかる費用、入院にかかる費用だけでなく付き添い看護料や通院にかかる交通費や葬儀にかかった費用なども積極障害の費用にあたります。

そしてお医者さんの指示があったときには針灸にかかる費用やマッサージの費用、あんま費用だけでなく医療機関が付属している温泉施設での治療費や義足、車椅子などの購入費も認められる場合があります。

消極損害とは交通事故に遭っていなければ、本来は被害者が得ることができたと予測できる利益の事です。
仕事を休んだ分の給料分に相当する休業損害や交通事故で失った逸失利益などです。

慰謝料とは交通事故で被害者が負った精神的な苦痛を償う賠償金のことです。
後遺症の精神的な苦痛に対する後遺障害慰謝料、治療による精神的な苦痛に対する入通院慰謝料があります。

物損とは交通事故で壊された物品について弁償するものです。
修理できるときには修理代、交通事故で被害者の車両が廃車になったときは車の買換えで発生した費用、車に乗れなかった間の代車代などの補償などになります。
被害者の車両が今の市場でいくらぐらいの価値なのかという基準で金額が決定します。

交通事故で怪我を負っても、治療にかかった医療費は基本的に被害者に請求されます。
ところが加害者が保険などに加入していれば、後程加入している保険会社に治療にかかった医療費を請求することができます。
大病院では前もって交通事故による怪我である事をお医者さんに告げると、病院が保険会社に医療費を請求することもあります。

加害者の方に一方的な過失があるときに限って、治療費を加害者に直接請求することができます。
しかし被害者自身に一部過失がある場合や全く偶発的な事故である場合は、加害者に支払うことを拒まれる場合があります。
過失の割合で加害者の主張と被害者の主張が衝突している場合に加害者が加入している保険会社も治療費の支払いを全額が一部を拒むことがあります。
治療費をどうしても請求したい場合は、民事訴訟を起こす必要が生じる可能性があります。